FC2ブログ

記事一覧

HOME

『夜ごとの夢』 栗島すみ子の演技と成瀬巳喜男の演出

監督/原作:成瀬巳喜男 脚本:池田忠雄 出演:栗島すみ子 1933年 ヒロインの個性的なキャラクターとそれを表現した栗島すみ子の演技、そして成瀬巳喜男の技巧的で力強い演出がこの映画の魅力だ。特にその自己主張の激しい演出は当時の観客の記憶に否応無く成瀬の名を刻みつけたに違いない。若さと意欲を感じさせ、多少の稚拙さはあっても、円熟期の慣れに伴う退廃は全くない。この時期が成瀬の最初のピークだろう。当時のキネマ旬...

続きを読む

『淑女は何を忘れたか』表層の魅力と普遍性

監督:小津安二郎 出演:桑野通子・栗島すみ子・斎藤達雄・佐野周二 音楽:伊藤宣二 1937年 喜劇風味の軽い作品。夫に不満げな妻と恐妻家の夫の家庭に、妻の姪っ子がやって来て一波乱起こし、結果的に夫妻の仲を好転させて去っていく。 たったこれだけの他愛ない物語の中に、誰しもが経験したことのある──しかし、改めて注意を払ったことはないような微妙な心の動きが軽く、しかし繊細に描き出される。小さく可愛いストーリーに軽妙...

続きを読む

年代別

ジャンル別

プロフィール

ぱこぺら

Author:ぱこぺら
批評なので基本的にネタバレです。できるだけ下記の方針で書きます

・作品外の周辺情報を考慮せず作品内の表現に基づいて評価する
・歴史的な読み、評価から離れて現在の視点から論じる

リンク

撮影監督の映画批評

無意識の感情移入など専門的な視点から語られる映画評。個性的。

 

映画中毒者の映画の歴史

創成期の映画史と当時の作品の解説。貴重な情報が多数。


このブログをリンクに追加する