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『快盗ルビイ』 表現の魅力と映画としての失敗

監督 和田誠 1988年 作品世界が魅力的だ。自然主義的なリアリズムにはっきりと背を向けて、オシャレで楽しいデフォルメされた虚構世界を作り出していく。 手作り感のある夕焼け空や窓外の星空、突然部屋の中で主演の二人がミュージカルを演じ出し、舞台劇のようなスポットライトを浴びる演出、特撮映画のような夢の場面、侵入した高級マンションの一室でのドイツ表現主義のような光と影の交錯など、個性的で面白い表現が随所に...

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『麻雀放浪記』虚実の混淆が生む映画的魅力

監督 和田誠 1984年 一見マニアックな題材が実に面白い映画になっている。 様々な手法で再現された「戦後の日本」はリアリティを持ちつつ手作りの創作感にも溢れていて、虚実入り混じった魅力的な仮構世界を形成する。他方、その世界の中に描き出される博徒たちの特殊な社会とそこに生きる人々は一転して現実そのもののような実在感だ。その虚実皮膜の世界で展開される彼らの真剣な騙し合いがこの映画の核だ。現実的な状況、実...

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ぱこぺら

Author:ぱこぺら
批評なので基本的にネタバレです。できるだけ下記の方針で書きます

・作品外の周辺情報を考慮せず作品内の表現に基づいて評価する
・歴史的な読み、評価から離れて現在の視点から論じる

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撮影監督の映画批評

無意識の感情移入など専門的な視点から語られる映画評。個性的。

 

映画中毒者の映画の歴史

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