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『トーキング・ヘッド』映画のパロディ

監督 押井 守 1992年 押井守はタルコフスキーが好きだそうだが、実際に彼の撮る映画は、深刻で濃密なタルコフスキーより、どちらかと言うと軽薄で気まぐれな鈴木清順に似ている。好きな映画と作る映画が乖離しているのが面白い。 この映画もリアリティ皆無の不条理劇で、常識的な感性を持った観客にはそっぽを向かれてしまいそうな作風だ。  唐突な歌唱場面。後ろには何故か『月世界旅行』の月 アニメ映画の納期1ヶ月前に監...

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『天使のたまご』全ての要素が表現を模索している

監督 押井守 1985年 この映画に一般的な意味で言う娯楽性は皆無だ。そして答のない映画でもある。問のように見える要素に満ちてはいるが答はない。この映画の表現が求めているのは意味作用であり、確定した意味ではない。それが成功しているかどうかは観客次第かもしれないが、一般的な娯楽映画にない面白さを備えた映画であるのは間違いない。 ほとんどすべてのカットが物語の説明に堕すことなく何らかの表現を模索している。...

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『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』認識論的魅力に満ちた傑作アニメーション映画

監督 押井 守 1984年 不思議な小路で道に迷うしのぶ。 回り込む背景も含め画面全体が手書きアニメーションで構成され ている。物語への貢献より描写の美しさが優った場面 大衆的な娯楽映画から少しはみ出してみせたアニメ映画。エンターテイメントの枠を内側から押し広げたと言ってもいいかもしれない。いずれにせよエンターテイメントと作家性のバランスがとてもいい。マニアックな作品の多い押井守監督作としては異例なほど...

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ぱこぺら

Author:ぱこぺら
批評なので基本的にネタバレです。できるだけ下記の方針で書きます

・作品外の周辺情報を考慮せず作品内の表現に基づいて評価する
・歴史的な読み、評価から離れて現在の視点から論じる

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